厚生労働省のHPによると
”日本人の睡眠時間は平均7時間42分で、過去20年間にわたり減少を続けています。特に40代・50代の働き盛りの年代層の睡眠時間は7時間そこそこである。”
またグリコのHPには都道府県別の睡眠時間ランキングという面白いものがありました。ここ宮城県は14位で、平均睡眠時間は7時間46分だそうです。
この数字を皆さんはどのように思いますか?「それぐらいの時間を毎日寝ているよ」と思う方は日本人にしては素晴らしいと思います。「日本人にしては」と言ったのは、世界的に見れば日本人の睡眠時間は少ないからです。なので日本の平均睡眠時間に達してもまだ少ないでしょう。
「健康には8時間睡眠がいい」といった話は耳にしたことがあると思います。しかしそれには、前提として「睡眠時間を確保できる」生活がある人の話です。
働いて帰宅して寝る準備を整えるまでの時間にすでに日付をまたいでいる生活の方や早朝勤務の方など、どうしても睡眠時間を作れないハードワーカーはいらっしゃると思います。
また、そのような訳ではないけれども、スマホを見たりしてついつい夜更かしをして毎日寝るのが遅い方もいると思います。
そんな方は睡眠時間が短い=寝不足の状態である可能性が高いです。
「睡眠時間は7時間くらいだけど、毎日平気で動いているよ」
と言う方もいるかもしれません。
でもそれはあなたが気づいていないだけで、脳や体は寝不足で疲労感が残り機能が低下しているかもしれません。そうであった場合、8時間寝る生活を作れれば本来はもっと頭はクリアに働き、体もエスカレーターを使うより階段を使おう!と自然に運動の意欲を出せるようになれるかもしれません。
睡眠不足はたった1日だけでもその不足を取り戻すのに3日かかると言われています。
慢性的な睡眠不足は日中の眠気や意欲低下・記憶力減退など精神機能の低下を引き起こします。寝不足の時、食欲が増した経験はありませんか?「疲れているから甘いものが食べたくなる」というような状況です。睡眠不足になると食欲を増進させるグレリンというホルモンが分泌され、逆に食欲を抑えるホルモンであるレプチンが減少してしまうのです。睡眠不足はダイエットにも大敵というわけです。
夜から朝にかけて8時間ベッドにいる時間を作れる、という方はぜひ睡眠を見直してみてください。
十分な睡眠には心身に大きなメリットを、睡眠不足には多大なデメリットをもたらします。
「寝るもの仕事」は子供だけの話ではなくなりました。十分な睡眠時間は仕事の能率を確保してくれます。
あなたは睡眠に何時間あてますか?
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